古田十駕(酒盛正)の文学日記

古田十駕の文学日記

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2023年3月30日 クラシックを聴いて金を欲しがる心。

追加二十三枚。少し書きすすむもゴールもやや後退する。まだ推古崩御の一年十ヶ月前で、あと二枚で書き終えられない。追加の追加が何枚か要る。あと何枚かの後は野となれ山となれ。 酒盛正の電子書籍 ↓ ↓ ↓ ↓ (表紙画像をクリック) books.rakuten.co.jp 曹洞…

2023年3月28日 ほのかなる春の陽うけてほのかなる

追加i二十枚。馬子の死後、額田部女王の蘇我蝦夷対策を中心にメモ三十枚近くとる。ゴールへ転げ込む感じ。今朝起き抜けにメモをとったおかげで朝から頭がぼうっとしている。あと五枚、とにかく頑張るとしか言いようがない。 酒盛正の電子書籍 ↓ ↓ ↓ ↓ (表紙…

2023年3月26日 春の妖怪と親しむ

追加十九枚。ゴールテープに手がとどくところまでくる。次作の原稿紙を予定枚数の三分の一切る。いちどに全部切ってもおいておくところがないので、半分ほど書いたところで残りの三分の二を切る。四月上旬に今の作を書き終え、中日くらいまでに追加分の推敲…

2023年3月24日 春や春黄砂に霞む天が下

追加十八枚。馬子は推古三十四年五月二十日に七十六歳の高齢で死ぬ。馬子の墓は邸からほど近いところの尾根丘に生前から造られ始めていたが、いよいよ最期か迫ったことが誰の目にも明らかになるころになると病床にある馬子を憚って工事はいったん中止され、…

2023年3月22日 丸ごとの真実態としての人間。

追加十七枚。馬子が死ぬまで持ち続けた権力への執着と妄執について、馬子と蝦夷の会話に託して書き始める。今日中に切りがつけば明日からようやく馬子の死を書く。昨夜、不意に次々々作のアイデアが浮かぶ。次々作までで寿命が尽きそうなので、それが書ける…

2023年3月20日 言葉に相似する本質と皮相のバランス。

追加十六枚。追加との兼ね合いで前章と前々章にも三枚程度の挿入ができ、今日、明日で書く。日にちのことを考えないで書く。辞書の修復を終えたので、今日から次作の原稿の紙を切り始める。原稿書きと併行しておこなうこうした物理的な作業が精神の筋肉を鍛…

2023年3月18日 実存的であるかぎり文脈はどれほど絡んでも絡みつかない。蛸の足を見よ。

追加十五枚。みずからの死を覚悟した馬子が、かって蘇我に対立して暗殺された押坂彦人王の子の田村皇子と馬子の庶子の法提郎女を娶せて日継王にすることで自分の死後の蘇我政権の安泰をはかろうとする。田村皇子にはすでに推古の子で田村皇子より八歳年上の…

2023年3月16日 日本語の魅惑に溺れぬよう自戒する。

追加十四枚。二十数年使っている博愛館の類語大辞典の傷みがひどく半月がかりで補修していたのが、あと一日、二日で終わる。大正二年発刊なので紙自体が脆くなっていて、これまで何度も手を入れてきてもすぐまたどこかが傷むので切がない。しかしこの辞書が…

2023年3月14日 春きたり人がごと桜咲く

追加十二枚。馬子が身罷る三ヶ月前まで書き終える。あと馬子の死まで数枚、推古の崩御までを五、六枚で了。今月中に書き終えられるか際どい。今はもう書き終えることばかり考えている。枇杷の摘果を始めたが、踏み台をつかってとどかないところの摘果は諦め…

2023年3月12日 枇杷、紙、ボールペン。

追加十枚。一枚挿入。昨日一日で二枚ぶんほどの挿入部分が全部できなかったので、その続きの一枚ぶんを今日書く。もう少しで書き終えるので書き終えてからやるつもりだった枇杷の摘果を昨日から始める。やり出したら一気にやってしまわないと、摘果のすんだ…

2023年3月10日 

追加九枚。昨夜メモ二十二枚とる。このメモで三日から五日かけて書き直し、挿入、転置、書き込み。ちょっと寝不足気味。最終章に入って見えていたゴールに霞がかかる。 酒盛正の電子書籍 ↓ ↓ ↓ ↓ (表紙画像をクリック) books.rakuten.co.jp 曹洞宗の禅林で破…

2023年3月8日 

いろいろと雑事があって二日で半枚しか書けず。今日も図書館へ行って半日潰れる。春は雑事の季節。何とか今月中に今書いている作品を書き終えたい。今必要なのは刀ではなくショベル。 酒盛正の電子書籍 ↓ ↓ ↓ ↓ (表紙画像をクリック) books.rakuten.co.jp 曹…

2023年3月6日 面の皮一枚張って生きる蛙

追加八枚。椿の根伐りと植え替えで昨日一日潰れる。木の丈も少しはつる。明日も病院行きで半日潰れるので、今日は書くほうを頑張る。馬子が死ぬ前のところで境部摩理勢と蝦夷の反目のことを少し書いていて、それから馬子の妄執をもう少し書いて、馬子の死を…

2023年3月4日 酒呑めば人と草の命おもう

追加七枚。ようやく馬子の死の直前まで書く。馬子の死の二年後に推古が崩じるのでもうひと息。何枚書くかまだわからない。斬り合いで相手を倒して残心のかまえをとったところが、倒した相手がやおら起きあがってきて慌てて間合いをとり直すような案配で間が…

2023年3月2日 好々爺なんぞまっぴら御免。

追加六枚。枇杷の摘果をそろそろしないといけないし藪椿の根伐りと植え替えもしなくてはと思っているのだが、どちらも一日仕事になりそうで、できれば今の書きものの区切りがついてからにしたい。毎日ほとんど体を動かさないので、ちょっと力仕事をするとへ…