古田十駕(酒盛正)の文学日記

古田十駕の文学日記

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2024年3月29日 頭の中の庭も風吹き荒れている

春の嵐が去ったあとは落ち葉がちらかって、いっそさっぱりした感じがする。目の前のことを一つ々ゝかたづけていく。粘り着くのが本領の仕事なのでそういうさっぱり感は好きだ。 酒盛正の電子書籍 ↓ ↓ ↓ ↓ (表紙画像をクリック) books.rakuten.co.jp 曹洞宗の…

2024年3月26日 若いころはもっと孤独になれていた。

朝から雨だが、午後にでも近くのスーパーへ食糧の買い出しにいく。一昨日の電話で家内が野菜を摂れというので焼酎のつまみに茹でた枝豆を買ったが、べちゃべちゃに湿気っていて皮が厚くて食べられたものではなかった。手書き原稿ばかり溜まるので何枚書いた…

2024年3月23日 混乱も一つの秩序には違いない。

書いた原稿を家内がパソコンへ打ち込んで印字原稿にしてくれているのだが、その家内が外反母趾の手術で入院して、書いた文章ばかりがたまってしまって頭の整理がつかない。ここ数日、三食を即席ラーメンとソーセイジですませていて、体力も気力も不調。おか…

2024年3月20日 午後は春の嵐か。

百八十一枚。笠置山行宮陥落のあとの後醍醐天皇、大塔宮以下のうごきを時系列に整理してじっさいに書いてみて、当初おもっていたようではないようにおもえてきたので、前の七、八枚に少し手を入れることにする。手を入れたところがふくらむので、うしろへ押…

2024年3月17日 空青める月こそ愛し

百七十九枚。後醍醐天皇から託された神鏡を持った空如が大塔宮の潜む般若寺へ行くところまで書く。今月中に後醍醐天皇の隠岐配流まで何とか書きたい。見通しのあるときはあえてゆっくりと書く。ゆっくりと実存をなぞる。ゆっくりと撫でていると実存が浮きあ…

2024年3月14日 物部の幽の剣やゆらゆらと

百七十六枚。赤坂城の緒戦を書き終える。あと八枚で二回目の戦いと赤坂城の陥落、この間に京でおこなわれた大覚寺統の公家、武家の処分などを書き、そのあと十七枚で後醍醐天皇の隠岐配流を書く。前作の推敲を始める。欲しかった資料がタイミングよく手に入…

2024年3月11日  三百六十四分の一。

百七十三枚。赤坂城への幕軍先鋒の在方御家人勢の攻撃を書く。この戦闘で楠木方が大勝するので、笠置山合戦で敗れた親王たちが頼っていって、赤坂城が宮方の拠点になっていく。このころせいぜい一万石くらいしかなかったので荷が勝ちすぎたが、正成にしてみ…

2024年3月8日 万象を表象する力の本質とは何か。

百七十枚。四章の三分の一書き終え、舞台を赤坂城籠城戦へ移す。関東軍が河内へやってくる前に赤坂城に近い東条城を根城にした河内や西大和の幕府方の在地の土豪や荘官御家人たちが九月中旬ころから攻撃を仕掛けてくる。ほぼ笠置山合戦と同時期なので双方に…

2024年3月5日 ボールペンが合戦を書く。

百六十五枚半。笠置山合戦の後始末。その間にも吉野に拠る大塔宮と南河内の赤坂城に拠る正成が幕府軍と戦っている。今書いている四章の見出しを変える。このところ筆がすすんでいたが、昨日、今日と雑事が多く筆が捗らない。焦らず丁寧に書く。長編を一編書…

2024年3月2日 一寸の虫にも五分の魂ありて哀し

百六十三枚。笠置山合戦の戦後処理と併行して赤坂城攻防戦。大塔宮吉野行啓。八枚予定。書くほうが佳境に入ってきたのでブログを打つのを中二日にする。ほんとうはこういうときこそブログに書くこともあるのだが、打つ時間がとれない。「一寸の虫」云々は笠…