2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧
四百八十五枚。コロナの後遺症か咳、痰が止まらない。今のところは喉飴を舐めて凌いでいるが、あまり長引くようだと肺炎が心配なので医者に診てもらわなければならなくなるかも知れない。歳をとると肉体が確実に衰えて耐久力がなくなるので、ちょっとしたこ…
四百八十三枚。今日は推古二十年の年頭から書き始める。メモ二枚。この年は正月三日に隋の高句麗征討の動員令が下り、三月には北部国境の遼河西岸へすすんで東岸遼東城に前線基地をおく高句麗軍と対峙、戦闘が始まる。大和では正月に小墾田宮で群卿を集めて…
四百八十二枚。菟道貝蛸妃の見舞いを口実にして蝦夷と雄成が斑鳩宮を訪ね、馬子の指図で雄成が探ってきた隋、韓三国の情勢を太子に話し、隋の先帝を菩薩天子と呼んで隋との国交に積極的な太子に慎重な対応を求める。メモ六枚で、今日そこを書く。すでにいち…
四百八十一枚。コロナ快癒。昨日までに書き上げた馬子と雄成の密談の会話文の一部を地文に直す。まとめに雄成を太子のもとへやろうとする馬子の心事を一枚。今日一日の仕事。 酒盛正の電子書籍 ↓ ↓ ↓ ↓ (表紙画像をクリック) books.rakuten.co.jp 曹洞宗の禅…
四百八十枚。馬子は太子のもとへやった雄成に見てきた大陸の状況を話させる。この部分を二、三枚で書けば太子と馬子のおかれた立場が雁木のようなわかりやすい構図になる。昨晩このアイデアをメモする。コロナがほとんど治ったので夜よく眠れる。夜中にいち…
四百七十九枚。馬子の命をうけて韓三国と隋をまわった雄成が新羅使とともに帰朝し、飛鳥川東岸の蘇我邸の池の島にある四阿で馬子と密談しているところを書いている。翌年早々にも隋が新羅の要請をうけるかたちで二百万の大軍を高句麗討伐へ向ける意志を固め…
四百七十八枚。七度ちょっとの微熱。咳と喉の痛み。いちおう峠をこしたみたいだが、症状が急変するといけないので、そのときに医療機関が対応してくれるよう、今日かかりつけ医にPCR検査の予約をとった。呼吸器科の医者なので肺も診てくれるかも知れない。手…
四百七十七枚。十章の三分の一の「承」の最後のところさらに一枚追加。推敲二百枚終える。月曜日の夜に体調に異変があって昨日は七度ちょっとの熱が出て全身が怠く喉が腫れたようになった。夜には七度七分くらいになって、三十八度に設定している風呂の湯が…
四百七十六枚。アカジカの幼角の成長が早いので、そのまだ柔らかい角袋をとって乾燥させて強精の生薬にする。そのための鹿狩りを薬猟と言い、甲冑こそつけないが多勢で五月五日未明に野へ出て夜明けとともに戦さながら鹿を追い込んで狩る。「紀」の推古十九…
四百七十四枚。あと二枚ほどで十章の三分の一を書き終える。ここが「承」と「転」の境目か。多少グラデーションがかかったようになっているが、はっきりと分かれている。そういう構成上の意図のようなものは読者にははっきりとしないほうがいい。あらわれる…
四百七十三枚。太子が兎道貝蛸王女を見舞うところを半分書く。要心して、あと半分を今日書く。何を要心したのか、よくわからない。たぶん不用意に間合いをつめて斬られるおそれを感じたのか。ときどきこういうことがあって、斬られたこともある。その失敗も…
四百七十二枚。また暑い日が戻ってきてあまり外へ出なくなった。足腰が弱ってきて歩くよう心掛けないといけないのだが、ほぼ丸一日坐ったままでいることが多い。歩けなくなったり寝たきりになると大変だから頑張ろうとおもっているが、七十歳をすぎてから年…
四百七十一枚。昨日慌てて「転」に入ったところで、よくよく考えると「承」がまだ書き切れていなかったので、今日からその部分を書く。二枚から五枚か。太子の意図した隋との直接外交の齟齬と兎道貝蛸妃の薨去のあたりが「転」への契機になるらしい。このこ…
四百七十枚。推古十八年条に来朝した新羅使を小墾田宮に迎えておこなわれた儀仗式のことがあり、そこに太子の名が見えない。二年前に小野妹子がともなった隋の答礼使裴世清を迎えたときには書と贈り物の取り次ぎを阿倍鳥臣と大伴噛連がして、それを太子が聴…
四百六十九枚。今日は朝から冷房をつけている。そのために閉め切った窓から見える空が青い。雲一つないので、その青が空をはみ出してひろがっているようで、その時空が崩落したような空の下で、何か奇跡のように書く筆がはかどるというようなことがあるかも…
今書いている作品の会話の上代語のテキストの一つに万葉集をつかっていて、習熟するために毎朝一番のトイレで三首ずつ読んでいる。万葉集は全四千五百十六首あって、部に分かれたそれらの首にナンバリングがしてあり、古語辞典を引くのも索引をひくのもその…