古田十駕(酒盛正)の文学日記

古田十駕の文学日記

2022年8月15日 わが家にもコロナがやってきた。娘を部屋に隔離。生活動線をできるだけ切り離す。マスク、手洗い。

 四百七十六枚。アカジカの幼角の成長が早いので、そのまだ柔らかい角袋をとって乾燥させて強精の生薬にする。そのための鹿狩りを薬猟と言い、甲冑こそつけないが多勢で五月五日未明に野へ出て夜明けとともに戦さながら鹿を追い込んで狩る。「紀」の推古十九年と二十年条にその薬猟をした記述があり、この二年続きの薬猟が推古天皇の実子で太子の妃になった菟道貝蛸王女の病没とかかわりがあるのではないかと見ている。鹿狩りは軍事演習としてその動員力を誇示するためにもおこなわれたので、このころの推古王朝の表向きの平穏の裏にあった太子勢力と蘇我氏との確執とも何らかの関係があったと思える。隋が高句麗討伐の軍を発するこの時期の大陸情勢と相俟っての半島三国と倭の調略外交の錯綜を絡めて十章の残り三分の二を書きすすめる。

 

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 曹洞宗の禅林で破門同然となった良寛は、越後へ帰郷して世俗の中で禅の修行を全うしようとするが、そうして真摯に生きようとすればするほどこの世に生きる場を失う。良寛は身を屈め、大きな体を小さくして人の世を生き凌ぐ。ーーかくばかりうき世と知らばおく山の草にも木にもならましものを

          160円(税込み

https://books.rakuten.co.jp/rk/ddc41c421109369cac89713c17b5e8b9/?l-id=item-c-relation-06

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 釈迦牟尼(サキャ族の聖者)、仏陀(真理を悟る者)と呼ばれるゴータマ・シッダールタは、どのようにして現象としてのこの世の真の姿をとらえ、苦からの解脱という方途を見出したか。その大悟までの半生を描く。
   100円(税込み)

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 ユダヤ教から卵生したキリスト教を、ユダヤ主義者や異教徒と厳しく対決しながらローマ帝国に教線をひろげていった聖パウロを中心に、新約聖書記述者のルカやマルコをはじめとする伝道者たちの信仰を描く。
   280円(税込み)

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 明治二十三年春三十九歳で来日し、五十九歳で亡くなるまで日本を離れず、「知られざる日本の面影」「霊の日本」「神國日本」などをあらわして日本を西欧に紹介した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の評伝小説。
    100円(税込み)

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僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
近代日本の芸術における過剰な商業主義への光太郎の生真面目な抗議は、
美しい日本の良心と言えるだろう。
日本近代詩の父、高村光太郎の生涯!
   280円(税込み)

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酒盛正全詩集
作品No.1より
雨。かってこれほど充実した一日はなかった。夕闇と
ともに空は明るみ、疲労が私を襲った。野の道の地蔵の
前に私は屈みこみ、しきりに自由とか孤独とかいうことを
考えた。濡れた雨傘は鉄鉢を持つ地蔵の腕にたてかけて
あった。夜が迫りつつあった。
   100円(税込み)

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 かく歩み、かく思い、かく書く。文学日記より拾った鳥道の粋藻。小説が生まれる前の素描。文学日記セレクション
   240円(税込み)

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2022年8月13日 カフカ「変身」の際立った実存。

 四百七十四枚。あと二枚ほどで十章の三分の一を書き終える。ここが「承」と「転」の境目か。多少グラデーションがかかったようになっているが、はっきりと分かれている。そういう構成上の意図のようなものは読者にははっきりとしないほうがいい。あらわれるべきは小説の世界の状況であって、作者の技巧や意図ではない。そんなものはむしろ破綻してもいい。ものごとの実存とはそういうものだろうと思う。

 

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2022年8月11日 よどむ剣先。

 四百七十三枚。太子が兎道貝蛸王女を見舞うところを半分書く。要心して、あと半分を今日書く。何を要心したのか、よくわからない。たぶん不用意に間合いをつめて斬られるおそれを感じたのか。ときどきこういうことがあって、斬られたこともある。その失敗ものちの糧になるのだが、とにかく痛いので、あまり斬られたくない。もしかしたら生命にかかわるような深手を負うかも知れない。書くという行為は悠長なようで真剣勝負。

 

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2022年8月9日 とどのつまり。

 四百七十二枚。また暑い日が戻ってきてあまり外へ出なくなった。足腰が弱ってきて歩くよう心掛けないといけないのだが、ほぼ丸一日坐ったままでいることが多い。歩けなくなったり寝たきりになると大変だから頑張ろうとおもっているが、七十歳をすぎてから年々体が思いがけないほど衰え、あちこちにガタがくる。歳をとるのはかなり厳しい実存的状況で、しかし一枚々々薄紙を剥がすように自分の真性が見えるようになる。私は自分のことは小説に書かないが、そうして見つけた自分という人間の真性を一般的人間の本性として小説の登場人物へ反映させることがある。それが細部のリアルになる。その代わり若い頃の感情や情緒の細かなことはほぼほぼ忘れていて、書くに書けなくなっている。

 

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2022年8月7日 南無焼糞。

 四百七十一枚。昨日慌てて「転」に入ったところで、よくよく考えると「承」がまだ書き切れていなかったので、今日からその部分を書く。二枚から五枚か。太子の意図した隋との直接外交の齟齬と兎道貝蛸妃の薨去のあたりが「転」への契機になるらしい。このころから太子は一段と内省的になって、政治の場に出るよりも斑鳩宮に籠もることが多くなり、馬子の目に日継王としての資質に欠けるように見えるようになる。現世のありように批判的な目をむけるようになってやがて「世間虚仮」などと言うようになる太子が馬子の権勢を見る目が、太子にその自覚がなくても馬子には煩く感じられるようになっていく。そのあたりがこの作品のいちばんの肝か。数日足踏みと滑落も覚悟して念入りに書く。難所はそこが難所だとわかった時点で何とかなる。それより何より回避ルートや逃げ場がない。不退転の意志というより、焼け糞。

 

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2022年8月5日 狐、狸、神、仏。実存擬き。

 四百七十枚。推古十八年条に来朝した新羅使を小墾田宮に迎えておこなわれた儀仗式のことがあり、そこに太子の名が見えない。二年前に小野妹子がともなった隋の答礼使裴世清を迎えたときには書と贈り物の取り次ぎを阿倍鳥臣と大伴噛連がして、それを太子が聴したと思われるが、このときは四人大夫として名を挙げられている大伴噛連、蘇我豊浦蝦夷臣、坂本糠手臣、阿倍鳥臣が取り次いで、それを蘇我馬子大臣が聴している。この二年のあいだに宮中儀礼でのかっての太子の役割を大臣の馬子がつとめるようになり、蘇我蝦夷が朝議に参ずる重臣を意味すると思われる四人大夫になっている。蘇我政権の安泰が窺われ、その一方で、遣隋使の派遣以降、徐々に太子に関する記述が減り、太子の政治力の減退を窺わせるようになる。気づいてみると物語としては「転」に入っている。書いている当人がわからないような「転」というのは何か狐にでもつままれたようでちょっと心許ない。

 

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2022年8月3日 さあ、仕事。

 四百六十九枚。今日は朝から冷房をつけている。そのために閉め切った窓から見える空が青い。雲一つないので、その青が空をはみ出してひろがっているようで、その時空が崩落したような空の下で、何か奇跡のように書く筆がはかどるというようなことがあるかも知れないという後生楽な気分。無神論者の神秘的気分と言ったところだが、一日の始まりとしてはまずまずか。

 

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 釈迦牟尼(サキャ族の聖者)、仏陀(真理を悟る者)と呼ばれるゴータマ・シッダールタは、どのようにして現象としてのこの世の真の姿をとらえ、苦からの解脱という方途を見出したか。その大悟までの半生を描く。
   100円(税込み)

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 ユダヤ教から卵生したキリスト教を、ユダヤ主義者や異教徒と厳しく対決しながらローマ帝国に教線をひろげていった聖パウロを中心に、新約聖書記述者のルカやマルコをはじめとする伝道者たちの信仰を描く。
   280円(税込み)

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 明治二十三年春三十九歳で来日し、五十九歳で亡くなるまで日本を離れず、「知られざる日本の面影」「霊の日本」「神國日本」などをあらわして日本を西欧に紹介した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の評伝小説。
    100円(税込み)

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僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
近代日本の芸術における過剰な商業主義への光太郎の生真面目な抗議は、
美しい日本の良心と言えるだろう。
日本近代詩の父、高村光太郎の生涯!
   280円(税込み)

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酒盛正全詩集
作品No.1より
雨。かってこれほど充実した一日はなかった。夕闇と
ともに空は明るみ、疲労が私を襲った。野の道の地蔵の
前に私は屈みこみ、しきりに自由とか孤独とかいうことを
考えた。濡れた雨傘は鉄鉢を持つ地蔵の腕にたてかけて
あった。夜が迫りつつあった。
   100円(税込み)

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 かく歩み、かく思い、かく書く。文学日記より拾った鳥道の粋藻。小説が生まれる前の素描。文学日記セレクション
   240円(税込み)

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